前回は「胃と大腸の内視鏡検査の前日編」を書きましたが、今回は検査の当日編です。
※本記事は、素人の一主婦が検査を受けた体験を書いたお話です。
専門家による記事ではありませんので、ご了承ください。
検査当日の注意点
・朝から絶食。水分は、水又はお茶のみOK。(糖分やコーヒーは不可)
・普段服用している薬がある場合は、当日も飲んで良いか、事前に確認しておくこと。
・検査当日の来院3時間前よりサルプレップ(下剤)の服用開始。
・サルプレップ2杯目服用後にバロス消泡内用液(要冷蔵の白い液体)をしっかりと振って飲む。
サルプレップというのは、透明な液体で、1本480ml。これを2本受け取っていました。
必ず服用する量はサルプレップ1本とお茶又は水1リットルだと説明を受けました。
1杯2杯法
服用方法は、「1杯2杯法」というもの。
これは、1杯(120ml)のサルプレップを飲んだ後、2杯(240ml)の水を飲むという方法。
便が透明になるまで、この「サルプレップ1杯と水2杯飲む」を繰り返す。
私が事前に看護師さんから受けた説明では、サルプレップを一口飲んだら、水を二口飲むというように、交互に飲むようにとのことでした。
この1セットを、20分くらいかけてゆっくり飲むこと。
急に大量のサルプレップを飲むと、腹痛や吐き気を感じることがあるので、注意!
私の一日(検査当日)
自宅にて(下剤の服用)
さて、朝起きてからの私の一日について書いていきます。
朝起きてすぐトイレに行きましたが、この時は便は出ず。
常温の水をたくさん飲むのは苦手なため、水の代わりにお湯を沸かしておく。
サルプレップとお湯をコップについで、交互に飲む。途中でトイレにも行く。
この下剤、人によって味の感じ方が違うらしいのですが、私には苦くて甘く感じられました。
まぁ、とにかく簡単に言うと結構まずい(笑)ので、なかなか飲めない。
結局、1杯目を飲むのに20分以上かかりました。
前回の検査の時は違う種類の下剤だったのですが、それは酸っぱかったような記憶が…。
前回も苦手な味で飲むのに苦労したけど、今回もまぁまぁ苦戦。
2杯目からはストローで飲むことにしてみたら、少しだけ飲みやすくなった気がする。
一気に飲んではダメみたいで、ゆっくり飲まないといけないのが辛い。
合間にお湯も飲んで味をごまかす。トイレにも何度か行く。
一応、水分はお茶でもいいことになっているけれど、前回、看護師さんから、「麦茶だと色がついていて便の様子がわかりにくいかもしれないので、水の方が良い。」と言われたので、今回は水にしました。
サルプレップ2杯と水4杯を飲み終わったところで、バロスを飲む。
こちらは、酸っぱいラムネみたいな味がしましたが、甘味はなく、やっぱりまずかったです!(笑)
何とかサルプレップ1本(480ml)と、水1リットルを飲み切ることができましたが、合計1時間50分くらいかかりました。
前回の検査の時は下剤を飲み切るのにもう少し時間がかかったような気がするので、今回は思ったより早め(?)に飲めて、心が少し軽くなる。
2時間近く苦手な物を飲み続けるって、よく考えたら結構しんどいですよね・・・。
あとは、病院に行く時間になるまで、横になってドラマを見ながらリラックスして過ごすことに。
この間も何度かトイレに行き、出発時間までに無事、便が透明になりました👏
これ、もし透明にならなければ、更にサルプレップと水を飲まなければいけないので、透明になってくれて本当に良かった!
病院にて(検査前)
さて、いよいよ病院に出発。
今日は鎮静剤を使用するため、自転車や自動車の運転はNG。
厳密に言うと行きは一応OKだけど、帰りに運転できないので、病院までは歩いて行くことに。
現地で受付をし、同意書を提出。その後、体温測定。
ここで念のため、最終のトイレに行っておきました。
そして着替え。上半身はシャツの上から検査着を羽織っても良いとのこと。
下半身は下着も外して、お尻の部分に穴の空いた使い捨てのズボンを履く。
時計やアクセサリー類はすべて外す。
荷物や自分の服はロッカーにしまう。スマホはまだ持っていても良いとのこと。
着替えを済ませてベッドに移動すると、胃の泡を消す薬というのを渡されて飲みました。
そして、これもまずい!(笑)
鎮静剤を入れるための血管を確保し、そのまましばらく待機。
何かあればナースコールを押してくださいとのこと。この間スマホを見てても良かった。
いよいよ内視鏡検査
その後、看護師さんに声を掛けられ、ベッドごと手術室へと移動。
この時おそらく、来院してから30~40分経過した頃だったと思います。
胃の検査からするということで口にマウスピースをくわえて、鎮痛剤を入れ始めたところで、記憶が無くなる。おやすみなさーい。
前回はこのまま検査が終わるまでぐっすり寝ていたのですが、今回はなんと!検査が終わる2~3分前に目が覚めてしまいました。ビックリ!
ぼんやりと意識が戻った時に、お尻に違和感があり、「うーん、うーん!」と何度か唸ったような記憶が・・・。
「鎮静剤が切れたよー!このままでいいんですかー!?」のアピールのつもりでした。
検査終了後
そのうちすぐに検査終了して、ベッドごとリカバリールームへ移動する。
この後また眠たくなって、しばらく睡眠。
最終的に、検査開始から約1時間半ほど経ったところで目が覚めました。
看護師さんが体を起こしてくれて、着替えなどを済ませた後、先生から検査の結果説明がありました。
今回、大腸にポリープが一つ見つかって切除手術したとのこと。
そーなんだ!?私としては、手術されている感覚は全く無く、いつの間にか手術が終わっていたという感じでした。
そして結局、貧血の原因になりそうな問題は見当たらないとのことでした。
最後に受付にて、お会計。
また、切除したポリープの検査結果が出たら、説明するので来院してくださいとのことだったので、次回の予約を取る。
一応、手術をしたので今後一週間の食事制限や運動制限等の説明を受けました。
そして、もし下血などがあれば病院に連絡するようにとのこと。
所要時間は病院によると思いますが、私は来院して2時間半くらいですべて終了しました。
お会計は約26,000円でした。
ポリープの切除手術がなければ、もっとお安かったのかなと思います。
感想
それにしても、2年前にもポリープ切除手術したので、今回は検査だけで終わるかなーと甘く見ていたのですが、またポリープができているとは…。
前回受けた時は、胃は3年ごと、腸は5年ごとくらいに検査を受けた方がいいと言われたのですが、年齢や家族の病歴によっても変わってくるのかなと思います。
食事制限や下剤を飲んだりするのは辛いけど、検査自体は鎮静剤が効いてる間に終わるので、楽でした。
病気の早期発見や予防の為にも、今後も定期的に検査を受けようと思った一件でした!
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